第3の習慣 最優先事項を優先する ≪7つの習慣≫


【忙しさに身を委ねない】

 

忙しさに身を委ねていると、その場は充実するかもしれないが、人生を振り返って「あれもしたかった」「これもしたかった」と後悔が残る。

 

【最優先事項を優先する】

 

時間を管理しようとする人は、スケジュール帳に隙間なく予定を入れて、すべてを実行しようとする。

だが、スケジュール重視だと、大事な作業でも「時間が来たら終了」となり、重要な事柄がいい加減に済まされてしまうこともある。

時間は、自分の意思に関係なく刻々と進むもの。

管理しようとしてもできるものではない。

管理すべきなのは、「最優先事項を優先する」という、行動の順序だ。



【緊急でないが重要なことが人生の栄養となる】

 

優先順位を考えるには、人間の活動を重要度・緊急度で分類した4領域で整理するとよい。

多くの人は「第1領域」の活動に時間を割く。

緊急で重要だから当然だが、忙しく疲れもたまるので長続きしない。

そのため、無駄な「第4領域」に逃げ込みたくなる。

 

人生を充実させるには「第2領域」により集中することが必要だ。

「第2領域」を増やすには「第3・第4領域」を減らすのがいい。

緊急性が高い「第3領域」を減らすのは難しいが、そんなときは、自分が中心に置いた原則を思い出す。

そうすれば、迷いなく誠実に「No」と言えるのだ。